2月17日(土)に水戸市のザ・ヒロサワ・シティ会館にて
『第33回外国人による日本語スピーチコンテスト』が開催されました。

本校のディアナ・リズキ・オクタリナさん(生産管理コース・1年)が出場し、
金賞にあたる県知事賞日本語ボランティア賞を受賞しました。
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ディアナさんは、「日本初のヒジャブ」をテーマに、日本語でスピーチをしました。

なお、当日の様子は「茨城県国際交流協会」のホームページからyoutubeで視聴できますのでぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/live/mAjLDd7Wr9M?si=CvtL0Xt46uVsjhOT
  • ディアナさんの出場者紹介スライド:1:06:40
  • ディアナさん登壇:1:25:20
  • 結果発表の瞬間:3:01:37
----------スピーチ原稿----------
「日本初のヒジャブの文化」
 みなさん、私のような格好の人をみたことがありますか?
 ロングスカート、長袖シャツ、ロングワンピース、この、頭を覆っている布はヒ・ジャ・ブ「ヒジャブ」です。
 イスラム教徒の女性が着用します。私のような人を見たら、皆さんはどう思いますか。
「暑くないですか?」「暖かそうですね」「あれ?コスプレ?」
「それって不便でしょうね」「変だ」「怖い」
と感じる人もいるでしょう。
 最近の調査では、日本の人口は40人に1人が外国人、500人に1人がイスラム教徒です。つまり、日本では珍しい格好ですから、みなさんが怪しい、おかしいと思っても不思議ではありません。
 「ヒジャブ」の語源は、アラビア語で「覆う」を意味します。ヒジャブを着ると手首から指までと顔しか見えません。ヒジャブには、様々な色や素材があります。カラフルな模様やインドネシアのバティックを使ったバリエーションもあります。アラビア風、マレーシア風など巻き方も色々です。ネットを見たら、本物の着物を使った「着物ヒジャブ」やパステルカラーでフリルがいっぱいの「かわいいヒジャブ」も見つけました。
 一方、ヒジャブは女性への差別や抑圧の象徴です。ヒジャブを脱ぐことは、女性を解放し自由にするという考え方があります。昨年ヒジャブの着用を巡ってイランで22歳の女性が亡くなりました。それ以来、ヒジャブの着用に対する抗議のデモが世界中に広がっています。
 しかし、インドネシアではヒジャブは義務でも強制でもありません。女性たちは成長する中でヒジャブについて学び、迷いながらも自分自身の答えを探します。
 日本でヒジャブをつけていると、無視されたりじろじろ見られたり、指さされたりします。バイトでも仕事でも、ほとんどの職場でヒジャブの着用が禁止されています。
 でもみなさん、あるホテルのフロントではヒジャブを被ったスタッフが働いています。ご存じですか?アルバイトスタッフの私です。この職場は、日本のグローバル化の最前線です。ここで働くことは私にとって大きな誇りです。
 ヒジャブの着用は、自分の信仰を守ることを示し、家族以外には見せない美しさを守ります。日本では髪の毛は女性の命ですが、インドネシアでは女性の冠、ティアラといわれます。私は家族となる人に出会うまで、私のティアラを大切に守りたいと考えています。これは、私が自分で決めた私との約束です。
 最近私は、大好きな日本に適応するために、自分のヒジャブと日本のファッションをミックスした新しいファッションを楽しんでいます。ヒジャブの世界は小さく閉ざされたものではなく、まだ知られていない大きな可能性があると思います。
 日本に対する憧れと自分の信仰、この二つの文化を持ち続ければ、私の中で二つの文化が出合い、新しい文化が生まれます。これは日本初のヒジャブの文化、そしてヒジャブから生まれる日本の文化です。
 これからどのように育ち、どんな花が咲くか、楽しみです。みなさん、一緒に楽しみませんか。
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コツコツと努力してきたことが実を結び、本当に良かった
ディアナさん、おめでとうございます